アメリカ英語とイギリス英語の違いを徹底比較!

アメリカ英語とイギリス英語、みなさんはどちらの英語を勉強されていますか?日本の義務教育では、アメリカ英語を使用しているためアメリカ英語学習者のほうが多いかもしれません。でも実際、留学や企業で働くとなるとイギリス英語を使用する場面が多いのも事実です。

本日は、二つの英語の違いを徹底比較します!アメリカ英語とイギリス英語について混同しないように、学習の参考にしていただけたらと思います。


⭐️目次⭐️

はじめに アメリカ英語とイギリス英語、正しいのはどっち?
1. 歴史の違い
2. 話されている国々
3. 発音の違い
4. 意味が違う単語
5. スペルが違う単語
まとめ どちらの英語を勉強するべき?


はじめに
アメリカ英語とイギリス英語、正しいのはどっち?

たまにこのような質問を受けることがあります。

正直に、この質問は間違いです!

東京弁、関西弁、東北弁、正しい日本語はどれですか?と同じような質問だと思います。どの日本語も正しい日本語であり、正しくない日本語というのは存在しません。ニュースで使用されているから正しいではなく、それ以外の日本語も全て正しい日本語です。

正解は、アメリカ英語もイギリス英語もどちらも正しいです。英語学習の理由や用途に合わせて、どの国の英語を学ぶかを決めたらよいと思います。

1. 歴史の違い

それぞれの違いを説明する前に、簡単に歴史についても振り返っておきましょう。

イギリス英語が話されている国は世界に数多くありますが、ほとんどは植民地時代の名残です。オーストラリアや、南アフリカも植民地時代の影響を受けイギリス英語を使用しています。

およそ5世紀中ごろ、アングロサクソン族が現在のドイツ付近からイギリスに移住をし始め、現地で使用する言葉が進化し英語になったと言われています。ラテン語やフランス語からも影響を受けているので、現在私たちが使用している英語でも、多くの単語はラテン語と関連があることに気がつくでしょう。

一方、アメリカ英語はイギリス英語よりも歴史は大変浅いです。17世紀にイングランドがアメリカへの移住を始め、その後1776年にイングランドからアメリカは独立をします。元をたどればアメリカ英語もイギリス英語だったわけで、地理的にも独立していることからその後英語のアクセントや単語が独自の変化を進めていったと考えられます。

2. 話されている国々

世界中で話されている英語ですが、どの国で第一言語または公用語として話されているのかご存知でしょうか。比較してみると、イギリス英語はアメリカ英語よりも話されている国々が圧倒的に多いことがわかります。

アメリカ英語

  • アメリカ
  • カナダ
  • フィリピン など

イギリス英語

  • イギリス
  • アイルランド
  • オーストラリア
  • ニュージーランド
  • フィジー
  • サモア
  • インド
  • シンガポール
  • 南アフリカ
  • アフリカ諸国 など

3. 発音の違い

アメリカ英語とイギリス英語の違いを徹底比較! 1

アメリカ英語とイギリス英語では、発音方法も随分違います。有名な違いは、Rの発音が強いのがアメリカ英語だと言われています。

大きく分けて3つの発音の違いをまとめました。音声のプレイボタンで実際の発音を流しながら勉強してみてください。

①Tの発音の違い

アメリカ英語では、Rの発音が強くなる影響で、waterのTの音はなかなか聞きづらく、チャのように聞こえます。カタカナで「ウオチャー」と発音したほうが、実際のアメリカ発音に近いかもしれません。それに比べ、イギリス英語ですとカタカナの「ウォーター」の発音に比較的近いので、日本人には発音しやすいと思います。

単語アメリカ英語発音イギリス英語発音
waterウォチャーウオーター
bitterビラービッター
Water アメリカ発音
Water イギリス発音

②Aの発音の違い

Aの発音もイギリス発音であればシンプルです。アメリカ発音であれば、エイと強く発音しましょう。

余談ですが、高校時代、私はアメリカ発音を勉強しておりました。その後ニュージーランドに引っ越しをした時に、イギリス英語の発音の違いに衝撃を受けました。

当時の私はカッコをつけて、ラジオを「レイディオ」、トマトを「トメイトウゥ」なんて自信満々で発音していたのに、誰もそのように発音しておりません。むしろ日本人が言う「ラジオ」と「トマト」の発音に非常に似ていることに、驚きと恥ずかしさを感じたのを覚えています。

これがイギリス発音なのです。イギリス発音の方が日本人的には発音しやすいと思います。

単語アメリカ英語発音イギリス英語発音
tomatoトゥメィトゥトマート
radioレィディオラディオ
Tomato アメリカ発音
Tomato イギリス発音

③Oの発音の違い

アメリカ英語のOは、日本語の「ア」に近い発音ですが、イギリス英語だとオ(O)をそのまま発音するイメージです。

単語アメリカ英語発音イギリス英語発音
bodyバディボディ
stopスタップストップ
Body アメリカ発音
Body イギリス発音
参考 https://dictionary.cambridge.org/ja/

アメリカ英語を話すバイリンガールちかさんと、イギリス人の友達で発音やアクセントの違いについて話しているこちらのビデオは大変興味ふかいです。英語の違いについて、もっと詳しく知りたいからはぜひチェックしてみて下さい。

4. 意味が違う単語

アメリカ英語とイギリス英語では、基本的に英単語の意味は全て同じです。しかし、いくつか違う単語の意味になることもありますので要注意です。

日本人が使用しているカタカナ単語は、基本的にはアメリカ英語である事が多いです。セーターやエレベーターもアメリカ英語と一緒ですが、イギリスでは違うのでご注意を。

単語アメリカ英語イギリス英語
ゴミtrash, garbagerubbish
建物の一階first floorground floor
トイレbathroomtoilet
fallautumn
エレベーターelevatorlift
ガソリンgaspetrol
セーターsweaterjumper
サッカーsoccerfootball
祝日public holidaybank holiday
ポテトチップスpotate chipscrisps
ズボンpantstrousers

5. スペルが違う単語

アメリカ英語とイギリス英語では、単語は一緒でもスペルが若干違う単語も存在します。よく見てみると規則性に気がつくので、そこまで難しくはありません。

どちらの単語を使うべきか迷うかもしれませんが、どちらも正解です。英作文で使用するときは、どの英語を使うか統一しましょう。一つの作文に、両方の英語が混在してしまうのはよくありません。

単語アメリカ英語イギリス英語
整理するorganizeorganise
劇場theatertheatre
colorcolour
ライセンスlicenselicience

①米 ~ze / 英~se

organize/organise のように、アメリカ英語でzeと表記されているものが、イギリス英語ではseと表記されることが多いです。語尾の発音はどちらもZ(アナライ)となります。

例:analyze/analise, recognize/recognise

②米 ~er / 英 ~re

劇場を意味するtheater/theatreもスペルが違う単語です。アメリカ英語でerと表記されているものが、イギリス英語ではtreと表記されることが多いです。スペルは違くても発音は一緒です。

例:meter/metre, center/centre

③米 ~or / 英 ~our

色を意味するcolor/colour ですが、これらもスペルが異なります。イギリス英語ではourと表記されることが多いです。こちらも発音に違いはありません。

例:neighbor/neibour, behaivor/behaivour

④米 ~se / 英 ~ce

offense/offenceのように、アメリカ英語でseと表記されているものが、イギリス英語になると語尾がceと表記されることがあります。「ライセンス」という単語も日本語発音すると違いはありませんが、スペルの綴りは変わってきます。

例:defense/defence, license/lisence

アメリカ英語とイギリス英語の違いを徹底比較! 2

まとめ
どちらの英語を勉強するべき?

前述のようにどちらも正しい英語ですので、どちらの英語を学習するかはあなた次第です。

日本の学校ではアメリカ英語を教えていますので、もし学校のテストでの高得点や試験勉強をするのであれば、アメリカ英語を学習するのが良いでしょう。ハリウッド映画をよく観るようでしたら、映画を観ながらアメリカ英語も学び続けられるので一石二鳥です。

今後、オーストリアやイギリス英語圏への留学を予定しているのであれば、イギリス英語を学んだ方が実用的です。

イギリス英語は、又の名をクイーンズイングリッシュともいわれ権威ある言語です。個人的にはイギリスアクセントで話す日本人にあまり遭遇したことがないので、イギリス英語を使えこなせたらかっこいい!と思ってしまいますが、みなさんはいかがでしょう。

どちらの英語を学習するかはみなさん次第です。みなさんの英語学習にお役立てください。

先生Starは、学習者と先生をつなげるサイトです。

Chii先生

Chii先生

中学生の時に英語に目覚め、高校卒業後はニュージーランドへ。現地大学で英語教育のdegree取得後、東京へ戻り現在は外資系コンサルティング会社にて、バイリンガル秘書として働く。TOEIC900。自身の英語勉強法や、海外経験などをシェアするためにブログ執筆中。ブログの挿絵もChii先生による描き下ろし。

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