こんにちは。
今日は意外と難しい、英語形容詞の順番をご説明します。
形容詞がたくさんつく単語を説明する時、日本語であれば思いついた順番に並べてしまって問題はありません。しかし、英語ではそう簡単ではなく形容詞の順番というものが存在します。
ネイティブでも実は無意識に形容詞の順序を使っているようで、この順番のルールを知っている人は少ないのが事実。私たちにはちょっと馴染みない…ですがコツを覚えたら簡単!ぜひ今日覚えましょう!
参考:BBCニュースにも、ネイティブが知らない英語文法として形容詞順番ルールが取り上げられてますよ!
The language rules we know – but don’t know we know
では早速、下記の形容詞の順番を正しく並べてみましょう。
例: 小さくて古い可愛らしい白い家
“Little old lovely white house…..??”
基本的なルールは、主観→客観の順番に形容詞を繋げていきます。ちょっと難しく聞こえるかもしれませんが、個人的な意見を表している形容詞を先に持ってきて、後はより客観的事実を述べている形容詞を後ろに繋げていくだけです。
では、この文章の中で1番の主観/個人的感想はどの単語だか分かりますか?
そう「可愛らしい= lovely」です!人によっては可愛らしいと思えるものも、他人にとっては違う時もありますよね。となると、可愛らしい lovely が1番最初に来ることが分かります。
さて、では逆に最も客観的な形容詞、誰から見ても共通意見である単語は分かりますか?
そう、「白い=white」の色です。微妙な色合いによっては人それぞれの捉え方があるかもしれませんが、ほとんどの人が共通認識するのが色でしょう。となると、このwhiteは1番最後に来ることになります。
さて、残る2つの順番を考えてみましょう。
little とold、どちらがより主観的なのか、、、
そこで、以下の主観→客観の優先順位を覚える必要があります。①の意見から⑧の目的へ、形容詞がどんどん客観的になっていくのが分かります。
① Opinion/意見 例: beautiful, gorgeous, delicious, lovely
② Size/大きさ 例: big, tall, wide
③ Age/新しさ、古さ 例: new, old
④ Shape/かたち 例: circular, rectangular
⑤ Color/色 例: black, red, white
⑥ Material/素材 例: silver, wooden
⑦ Origin/出身 例: Japanese, American, French
⑧ Purpose/目的 例: walking, shopping
この順位に例のlittle とold を当てはめると…
Little →② size
Old →③ age
になりますね。
ということで、正しい形容詞の語順は「Lovely little old white house」となるわけです。

他にもちょっとだけ例を挙げます!
• Beautiful long black hair
• Lovely new pink running shoes
ここまで形容詞を繋げて話す事はないかもしれませんが、複数の形容詞が繋がる文章にはこのルールが適用されることが分かります。
基本的なルールさえ覚えれば簡単な英語形容詞の順番ですので、ぜひみなさん覚えて下さいね。