みなさん、英語が第一言語の人によるネイティブチェック、英文校正、英文添削を受けたことがありますか?
いくら日本人でTOEIC満点の人が作成した英文でも、ネイティブからみると違和感のある表現が使用されていたり、分かりづらい言い回しを使用していたり、ノンネイティブには分からない細かな修正が多く見つかることがあります。
訪日外国人の増加や、企業の英語の重要性が増加している中で、今注目を集めているのがネイティブによる英文校正/添削、つまりネイティブチェックです。
しかし、残念ながら予算や時間に限りがあるため、google 翻訳や無料のソフトしか使えない…なんて場合もあるでしょう。
ネイティブチェックをしないとどうなる?
では、英文添削をしないとどんなミスに陥ってしまうか、次に紹介する事例を基に考えてみましょう。翻訳ミスによって大きく話題となってしまった過去の二つの残念な出来事を紹介します。
Case1. Audiの誤訳
世界的有名ドイツの車メーカーAudiが、新作リリース時の広告に、ドイツ語の原文を直訳した”white power”と表記してしまい大きな問題となりました。white power とは、白人至上主義を表す言葉で、第二次世界大戦のナチスを彷彿とさせる人種差別の言葉です。後に広告会社のミスと判明したものの、Audiは企業ビジネスのイメージを世界的に悪化させてしまう出来事となりました。
ニュース記事: Bad Translation Turns Racing Product Racist then Racy
Case2. 日本の外務省TTP協定文の誤訳
また、日本では2016年に外務省がTTP(環太平洋経済連携協定)協定文や関連法案の和訳に誤訳・欠落があったことを認める声明を発表しました。表記ミスや誤訳が計18箇所存在し、中には「国有企業」が「国内企業」と記されており、明らかに間違い翻訳である事が証明されました。日本政府の翻訳に対する適当な対応や危うさが明るみに出てしまい、国家へのマイナスイメージとなりました。
ニュース記事: TPP協定文、18カ所誤記
私たちに身近な生活では?
では、私たちの生活に身近な所ではどうでしょうか。
海外旅行をした時に、日本語の変な看板やちょっとおかしな日本語Tシャツを着ている現地の人を見たことはありませんか?見てる分には面白いけれども、正直間違った文章の看板は胡散臭く見えてしまうのが事実です。
私たちが使用する英語も同様です。通じれば良いのではなく、正しく適切で正確な英語を使用してこそ、信頼度や評判があがるのです。それがネイティブによる英文校正の重要性です。
以下の英語表記の看板たちを見てみて下さい。Google翻訳に頼りっぱなしではいけない事が一目瞭然です。どこがおかしいか説明してみましょう。
ネイティブチェックしていない英語看板!




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【EngRish】街中で見つけた笑える英語誤訳の看板たち!
東京オリンピックが2021年に延期され、外国人観光客が年々増加にある日本。レストランのメニューや、案内表示版、公共交通機関などありとあらゆる所で英語表記が求められます。英語表記のないレストランと、そうとでは、外国人観光客の来店率が違うことは周知の事実です。先生スターでは、英会話だけではなく、ネイティブ添削を専門としている先生も多く登録しています。レストランの英語メニュー、英文記事、英語表記のチェックなど、先生次第では単発での翻訳依頼も可能です。大きな翻訳会社では高額となってしまう依頼も、先生スターならコストを抑えることができるのです。
みなさんもオリンピックイヤーに向けて、あなたの英文のクオリティを向上させませんか?簡単な文章チェックであれば、クイッククエスチョンでも出来ますが、もし長文や、本格的なチェックであれば是非ネイティブチェックをオススメします。