留学を決断したけれど、どこの国へ留学するべきか迷っているみなさんへニュージーランドをオススメします。ニュージーランドを選ぶべき理由、みなさんが抱いているであろう不安要素も合わせて解説します。渡航先を迷っているみなさん、要チェックです!
目次
1 治安が良い
2 他の英語諸国と比べて物価が安め
3 外国人差別が少ない
4 雄大な自然に癒される
5 気候が一年を通して過ごしやすい
不安1 田舎すぎてつまらない?不便はない?
不安2 英語のなまりが強い?
まとめ
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海外留学のメリットデメリットとは?!
1. 治安が良い
2019年のGPIでは、ニュージランドは日本の6位をおさえて5位にランキングされ、なんと翌年には世界2位になっています。世界的に平和な国であると認められています。
GPI(Global Peace Index)とはIEP(経済平和研究所)が世界163の国や地域を23項目の指標を基に、社会の安全性・セキュリティのレベルや内戦・国際紛争の有無、軍事情勢の3つのカテゴリで分析した世界平和度指数のことです。
https://www.compathy.net/magazine/2019/07/26/world-security-ranking/#b
2019年にクライストチャーチのモスクで起こった銃乱射テロ事件が記憶に新しいですが、現在は外務省渡航危険情報への危険情報は確認されていません。
また、GPI選出基準のひとつに男女平等度も関わってきます。
- 社会進出や政治参加などにおける男女間の平等度を表す。
- 経済・政治・教育・健康の4つの分野において、男女格差をどの程度埋めているかを調査している。
2018年にはニュージランドの政治史の中で最年少37歳の女性首相が誕生し、産休取得したことも話題に。世界で初めて首相在任中に産休を取得した政治家となりました。ジェンダーの壁がなく、女性も働きやすく活躍しやすい環境が整っている国ということも、GPI2位にニュージーランドが選ばれた理由です。
参考:https://ecodb.net/country/NZ/index/
2. 他の英語諸国と比べて物価が安め
ニュージーランド自体の物価は少し高めである印象を受けますが、留学先で人気の、アメリカ、イギリス、オーストラリアと比べてみると物価は安めの傾向にあります。ただでさえ渡航費と学費が高くつく留学ですので、物価が安めの国を選ぶことをおすすめします。では、実際食料品の値段はどのくらいか、ニュージーランドの大手食品スーパーで、食品の値段をみてみましょう。
・パン 600g 1.69NZD 125.54円
・水 1.5L 0.79NZD 58.68円
・バナナ1房 2.49NZD 184.97円*
もちろんその時の円相場で値段は左右されますが、水や野菜などは日本と比べて安い印象です。しかし、たまごや鶏肉などは日本よりも値段が高くなる場合もあるので注意が必要です。
ニュージーランドの食品の値段をもっと知りたい方は、こちらからチェック!Pack’n Saveは安くて人気の地元スーパーです。
では、ニュージーランド最大の都市オークランド市内の賃貸はどうでしょう。ニュージーランドの学生や、若い世代はフラットシェアが多く、大きな一軒家を数名で借りて住むことが多いです。基本は週単位の支払になり、だいたい一部屋は140~200 NZD/週が多いようです。月額では、630〜900 NZD(44,570~66,855円)*となります。シェアフラットなので、キッチンやトイレは共有ですが、部屋は日本よりも大きめサイズが多いのでゆったり暮らせます。
*1NZD=74.28 円での計算(2021年1月5日時点)
3. 多民族国家のため外国人差別は少ない
多民族国家と言えば、人種のサラダボウルと言われるニューヨークや、ヨーロッパ最大の都市ロンドンを思い浮かべる方も多いと思います。しかし、ニュージーランドも多くの人種が生活している国として負けておりません。人口440万人の内、7割はヨーロッパ系。2割はマオリとポリネシアン系。1割がアジア系です。
とりわけ都市のオークランドやクライストチャーチでは、想像以上に多くの人種の方が生活していることに気がつきます。アジア系でも、韓国系やインド系も多く、自分の見た目がアジア系であることに全く違和感を感じませんでした。そのため多くの方が心配されるであろう人種差別もほとんどないので安心して生活できるでしょう。
参考:https://www.newzealand.com/jp/feature/new-zealand-people
4. 雄大な自然に癒される
世界の中でも随一の観光地としても知られるニュージーランドですが、その魅力は自然の美しさ。とりわけ南島は手付かずの自然がそのまま残っており、多くの人々を魅了しています。
ニューヨークなどの大都会への留学も憧れますが、正直、都会の雰囲気は東京や日本の都市と似ているようなものがあります。自然が溢れてゆったりとした街への留学では、より地域のコミュニティとの距離を縮められ、ホームステイ先では第二の家族の存在に癒されるでしょう。
留学中の長期休暇を使用して、観光地でのアルバイトをすれば美しい自然の中でお小遣い稼ぎができるのでそちらもオススメです。
おすすめ観光地 ミルフォードサウンド
南島南西部にある、10万年もの歳月を経て形成された、ユネスコの世界遺産にも登録されているフィヨルド。世界一美しい散歩道としても知られており、その景色は絶景。

5. 気候が一年を通して過ごしやすい
ご存知の通り、ニュージーランドは日本とは季節が真逆です。12月〜2月が夏で、6月〜8月が気温の下がる冬となります。首都のあるウェリントンの冬の平均気温は9.4度。夏の平均気温は20度です。冬の平均気温は東京とあまり変わりませんが、35度をも超える夏の東京と比べれば、はるかに過ごしやすいことでしょう。
冬のニュージーランドは南島では降雪がありますが、北島ではあまり降雪はありません。7月や8月には降雨量が多くなります。
夏でも最高気温は30度近く上がる日もまれにありますが、湿度が大変低いため日本の夏のようなジメッとした不快感はありません。気温が高い日でも、日陰で休めば大丈夫。夏にエアコンを使用せずとも乗り切れる暑さです。
一点気をつべきことは、夏の日といえど夜には急激に気温が下がることが多く、長袖が手放せません。1日の寒暖の差が激しいのが特徴です。

良いことばかりじゃない!みなさんが抱いているであろう疑問や不安要素についても解説します。
不安1 田舎すぎてつまらない?不便はない?
人口440万人に対して、羊が2,750万匹飼育されており、見渡す限りの草原が広がるニュージーランド。オークランドやウェリントンでの生活であれば、何も不自由なく過ごせるでしょうが、少し地方にいくと田舎の雰囲気を強く感じることでしょう。
しかし、英語を学習に渡航するのであれば遊びの誘惑が少なく好都合だと捉えることもできます。パーティー三昧の留学ライフで単位を落としてしまうよりも、英語に集中できる環境があるでしょう。
またニュージーランドは自然の中で遊ぶアクティビティが充実しています。バンジージャンプや、草原の急斜面を転げ落ちるゾーブなど、日本ではめずらしいものばかり。ハイキングやトレッキングコースも充実していますので、ぜひ趣味の幅を広げることをオススメします。
不安2 英語のなまりが強い?
ニュージーランド英語はアクセントが強いとは本当でしょうか?はい、これは本当です。個人的な感覚では、会話の速度もアメリカ英語に比べて早く、モゴモゴと話しているように感じます。
私の考えでは、ニュージーランド英語のリスニングができれば、他の国の英語アクセントがすんなり分かるようになると思っています。現に自分がそうでした。アメリカ英語はニュージーランド英語と比べれば、ゆっくり口を開けて発音するので、ニュージーランドアクセントに慣れてからハリウッド映画を見ると一気にリスニングレベルの向上が感じられます。
最初のうちはリスニングに苦労するかもしれませんが、慣れてしまえば問題ありません。使用されている英語はイギリス英語ですので、本場のクイーンズイングリッシュを学べます。
実際のニュージーランド英語を聞いてみたい方はこちらの動画をどうぞ。
まとめ
自然が溢れて平和な国であるニュージーランド。大都市ではありませんが、田舎ならではの良さや、日本人でも過ごしやすい環境が整っていると思います。私自身が体験した海外留学のメリット・デメリットを紹介したコラムもありますので、そちらも留学計画にお役立てください。