英語のスピーキングは簡単に上達する!今日からできる勉強方法

英語のスピーキング力に自信はありますか?ある程度は話せるのだけれども、最近は伸び悩んでいる…なんて方いらっしゃいましたら、必見です。

英語のスピーキング力を上達させる方法を、イギリス人講師のKeith先生が5つの簡単なステップにわけて紹介しています。

IELTSのスピーキングテストでしどろもどろになってしまう方、人前で英語で話すのに緊張してしまう方、是非参考にしてみてください。

Keith先生の動画リンクもページ最下段にありますので、先生の実際の英語を聞きながら学習してみてください。


目次
1. Learn speaking by listening /リスニングからスピーキングを学ぶ(00:02:23
2. Repeat and Juggle/復唱して、言い換える (00:06:05)
3. Focus on chunks / 単語の塊で覚える(00:11:52)
4. Push your comfort zone / コンフォートゾーンを抜け出す(00:15:29)
5. Immerse yourself in natural English / 生きた英語が使われている環境に触れる (00:18:20)


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今日の先生 Keith
出身 イギリス
特徴 分かりやすい説明と、丁寧な解説が人気
YouTubeチャンネル English Speaking Success
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1. 教科書を読んでませんか?まずは耳から英語を聴く!

英語のスピーキング力を伸ばしたいときに、本や教科書で文法の練習をしていませんか?教科書の文章を復唱したりしていませんか?

事実、多くの学生はスピーキング勉強のために、教科書を読んで勉強しています。だって、英語の先生がそうしなさいと教えるから。きっとその教えている先生たちも、まずは教科書を読みなさいと言われて育ってきたのでしょう。もしかしたら、先生たちはYouTubeやPodcastがない時代に語学を勉強していたから、とりあえずは本から学ぶよう教えられていたのかもしれませんね。残念ながら、時代は変わっているのに、教育方法は変わっていないのが事実です!

話しはそれますが、人間の歴史を考えてみましょう。人類はまずは会話から初めて、そのあと文字を発明しました。生まれたばかりの赤ちゃんも、まずは会話から学び、小学生になったら文学を学びます。

つまりは、私たち大人も英語の会話を学ぶには、まずはは会話から学ぶべきです。本や、ライティング練習をやめて、まずは耳でたくさんの英語を聞きましょう。

例えば、本を読んでスピーキングを学ぶということは、有名なプロサッカー選手に「一緒にサッカーしようよ!」と誘われてるのにもかかわらず、「いいや、私はサッカーの本を読んでサッカーについて勉強するから大丈夫」と断っているようなもの。ちょっと笑っちゃいますよね。でも、まさに同じシチュエーションです。

実際の英語を聴くことで学べるのは、生きた英語の会話。発音。文章の構成。本では教えきれないほどの情報量ですよ。

本で学習する時代は終わり。今の時代は、ネイティブの会話が聞けるコンテンツがインターネット上に無限に溢れています。オーディオ、YouTube、Podcast、Netflix、英語学習アプリ。数え切れないくらいネイティブ英語が聞けるチャンスがあるのです!まずは、本をやめて生きた英語を聞きましょう!

2. 文章を復唱して、自分で言い換えてみる

ボキャブラリーを考えるのではなく、無意識に言えるようにしましょう。

例えば、何か英文を見つけてください。映画やラジオから流れてくる一文で構いません。では、今回はその一文が、「I love Paris.」としましょう。

「I love Paris.」と一度聞いたら、そこで一旦ストップ。そして、聞こえた通りにご自身で「I love Paris.」復唱しましょう。

次に、単語を別の単語に変換して言ってみるのです。例えば、「I love London.」, 「I love New York.」など思いつく限り言い換えてみましょう。

最後に、時制を変えてみましょう。「I loved Paris, I will love Paris, I used to love Paris, I’m sure I would love Paris if I could go there.」のように、未来や過去、仮定法など色々な時制で言い換えができるか練習してみるのです。

とてもシンプルですよね。しかし、これを繰り返すと頭の中で無意識にボキャブラリーの変換ができるようになるので、英会話のスピーキング力上達に役立ちます。

3. 単語は塊で覚える!

英語の言葉は熟語や、単語の塊で覚えましょう。考える時間がかからず、無意識で英単語がでてくるようになり流暢に会話ができるようになりますよ。

例えば、「rain」を覚えるときは、「heavy rain」として覚えてしまいましょう。雨が激しく降っているときに、「big rain かな?hard rainかな?」なんて、悩まなくなります。

別の例でも考えてみましょう。「shopping」という言葉を単語の塊で覚えると、以下のような塊で覚えることができます。

・weekly shopping
・online shopping
・late-night shopping
・a shopping spree
・shopping hours

もし友達に「What did you do at the weekend?」と聞かれたときに、「I did my shopping, you know for Monday to Saturday, you know shopping for the week…」なんて回答するよりも、「I did my weekly shopping!」と回答したほうが、スムーズな会話になりますよね。

単語一つで覚えるよりも、単語の塊で覚えましょう。

例えば、レンガ作りの家を想像しましょう。レンガを一つずつ組み立てていくのは、大変で時間がかかりますよね。でも、誰かが5つのレンガが既にセットになった大きなレンガブロックを持ってきて、それを組み立てて行ったらかなりの時間の省略になりますよね。しかも、より正確でより綺麗なつなぎ目で組み立てられると思いませんか?

ボキャブラリーを学ぶときも同様です。まとまりで学べば、早く効率よく覚えられますよ。

4. 英語のコンフォートゾーンを抜け出す

英語のコンフォートゾーンを突破しましょう。いつまでも楽チンな勉強方法では成長が止まってしまうかもしれません。

英語の映画や、英語の本を読むのは余裕に感じますか?では、あなたの英語を録音してみましょう。と言われても、同じように余裕と感じますか?もしくは、英語でプレゼンテーションをお願いします!と言われても、自信を持ってできます。と言えますか?一度、あなたのコンフォートゾーンがどこまでなのか考えてみましょう。

例えばIELTSのスピーキングテストでは、実際のネイティブスピーカーと会話をおこないます。これはあなたにとってコンフォートゾーン内のもの(自信があるもの)でしょうか、それともコンフォートできない、つまりは緊張してしまうものなのでしょうか。

もし、英語で会話することにあまり自信がないのなら、実際に多くの人と英語で話すことが大切です。

英語学習アプリで色々な人と話してみましょう。最初は緊張の連続だと思いますが、徐々に慣れていき、緊張が少なくなっていくでしょう。そこが目指すゴールです!

緊張がなくなっていけば、自分のスピーキングに自信を持ちはじめ、英語が上達してきていることを実感できるでしょう。IELTSのスピーキングテストや、英語プレゼンテーションでも緊張しなくなりますよ。

5. 生きた英語が使われている環境に浸る

外の世界の英語にもっともっと触れてみましょう。

語学学校の先生は、もし間違った英語を使ったら優しく直してくれます。そして、難しすぎる英語も使わないし、礼儀正しいし、言葉に詰まってもいつも励ましてくれる、素晴らしい存在です。

しかし、外の世界も同様だと思いますか?お察しの通り、実際に使われている英語はそんなに甘くはありません。みんな早口で話すし、あなたが英語を一発で理解すると期待しているし、正直、礼儀正しく丁寧に話してくれる人は少ないです。悲しいけど、それが現実です。

そのためにも、実際に使用されている生きた英会話を聴くことが大切です。1.でお話した、まずは耳から英語を聴く!に通じていますが、実際に使用されているネイティブスピーカーたちの英語に浸ることが大切です。英語のNEWS、英語の有名人のインタビュー、テレビ番組など実際の英語をたくさん聞きましょう。


本日紹介したKeith先生の動画は以下からも確認できます。例文を交えて、分かりやすく説明してくださるKeith先生のYouTubeチャンネルも人気です。

Keith先生は、毎日の小さな積み重ねが英語のスピーキング力向上に繋がると言っています。中々伸びなくて悩んでいる皆さん、急がずに小さな積み重ねでお勉強していきましょう。

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